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距離と天球

こころにも永遠はあるのでしょうか冬はあなたを生んだ季節で クリスマスツリーをきれいと思えないところで分かり合えるだなんて

冬生まれなのに寒さが苦手っていいね あなたにばかり降る雪

真夜中のたぶんかわいい切れかけの薬局の人形の電飾

話すとき喉は世界にさらされて傷つかなくていいよあなたは

ずれていることもひとつの愛しさのはずでやっぱり愛されたいね

オリオンを目に宿しつつ天球の遠さのようなうれしさのこと

春風を来世のように見つめつつ雪降る街に消えてゆく雪

ほろびゆく記憶いとしいあなたとの日々をひとつの季節と呼んで

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