お世話になっております。同人誌『ひとまる』の編集・発行人を務める狩峰です。この度は発行を楽しみにしておられる皆様、またひとまるを知ってくださった方々にお詫びとお知らせがございます。
1月5日付のツイートで明らかになった「Born after 1998 武田穂佳以降」というひとまるのキャッチコピーについて、事前に武田さんご本人に話を通していなかったため、武田さんを含め多くの方にご心配をおかけしました。お騒がせして誠に申し訳ありません。事実確認と謝罪の上、改めて武田さんから了承を得ることができました。今後はこのようなことがないようにより一層精進し、信頼回復に努めます。
また、キャッチコピーについて一部の方に疑問や不信感を抱かせてしまったため、この場を借りてひとまるの発行目的についてご説明いたします。
平成二桁世代(1998年生まれ以降)の登場から、歌壇に新しい風が流れはじめたとの声をある歌人の方からいただきました。その兆しは武田穂佳さんの歌を見たころからあったようで、最近までの学生歌人の方と比べてなにか違いを感じられたそうです。もちろん雑感であって、その違いは顕著なものではないのですが、こういった特徴は個人で比べるよりも、一つの集合体(または組織)で見たほうが分かりやすいのではないかというのが私の感想です。また「平成二桁世代の台頭」という言葉を結社誌でも見かけるようになり、ますます私の中で平成10年生まれ以降という世代分けが強く意識されてきました。ひとまるのメンバーは平成10年、11年生まれで構成されています。
キャッチコピーにつきまして、歌壇内での武田さんの存在感の強さに惹かれて私個人が独断で踏み切ってしまいましたが、決してネタ本位のものではありません。ひとまるのメンバーは奇しくも高校文芸出身で固まっており、同じく高校文芸出身の武田さんに接点を見出したかったためでもあります。
先行企画の都合上、早い時期に告知をさせて頂きました。このような形でスタートを切ることになり、これからの読者の皆様にもメンバーにも申し訳なく思います。このタイミングでの世代分けに意義があるのかと問われれば、自信がありません。ひとまる発行後の成果を見て頂ければと思います。同人誌の企画では、単なる世代分けに止まらず、私自身がこのメンバーでやりたいことも考えてあります。今後ともご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いします。(Twitterにアップロードした文章に一部加筆・修正がされています。)
2018年3月8日 狩峰隆希
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